『なぜ日本人にとって英語は難しいのか』
2007年 01月 12日
授業で、リサーチペーパーを書く課題が。
内容は自分で好きなトピックを選んでいい、というものでした。
私もいろいろ候補にあげていましたが、
修士課程では教育学部に進むこともあって、
先生に強く勧められて決めたのが、このお題です。
A4サイズ10枚~12枚までで書くリサーチペーパー。
これくらいの枚数だと、
しっかり内容と構成を考えなければなりません。
いろいろ案を練りに練って、
日本語と英語の比較をしながら
その原因を探ってみました。
1、 文法の仕組みの違い。
日本語→ 主語 + 目的語 + 述語
(私は 犬を 買っています。)
英語 → 主語 + 述語 + 目的語
(私は 買っています 犬を)
長い文を訳すときは大変です。
2、 日本語は主語の省略が可能。
(ほぼ主語を言ってません)
英語は必ず主語がないと文が成り立たない。
書く力、話す力に影響が出る。
3、 学校での教え方。
I have a dog (私は犬を飼っています。)
教師がこの訳を生徒に与えるとき、
『私は犬を飼っています』と言うのではなく、
『私は 飼っています 犬を』と、
英語の語順で訳すほうが好ましい。
こうしないと、読みと聞きの力を身につけるのは難しい。
4、 母音の数の違い。
日本語 → たった5つ。あ、い、う、え、お
英語 → 15以上。
聞き取り、発音に苦戦するのは当然。
5、 表記と発音のズレ。
ナイフ= knife "k"は発音しない。
日本語は表記のとおり発音する。
6、 R, V, TH の発音。
rice (ライス=ごはん)-- lice (ライス(複数形)=シラミ)
vanilla (バニラ) -- banana(バナナ)
think (シンク=考える)-- sink (シンク=沈む、流し台)
それぞれ似ている発音をきちんと聞き分け、
言い分けられなければ、
コミュニケーションがうまくとれません。
日本語にはこの三つの発音が存在しないので、
使い慣れるまで時間がかかる。
7、 環境の問題。
日本に住んでいて、はたして英語は必要か。
国際化がすすんでいながら、
英語を知らなくても生活に困らない。
『言語を学ぶとき、日常生活の中に必要性があることが
習得の大きなカギになる。』
必要性がなければ、言語習得意欲を維持できない。
8、 7の結果、
日本の英語教育は学業課程を
終了させることに目的を置いているので、
英語が人間同士のコミュニケーションの道具であることの
認識が薄れてしまう。
(今はだいぶコミュニケーション能力向上のために教科書内容が
進化してますが。)
計10枚、
こんな感じで仕上げました。
疲れた・・・。
この授業の先生はなかなか厳しかったです。
下書きにたくさんチェック入れられました!
内容は自分で好きなトピックを選んでいい、というものでした。
私もいろいろ候補にあげていましたが、
修士課程では教育学部に進むこともあって、
先生に強く勧められて決めたのが、このお題です。
A4サイズ10枚~12枚までで書くリサーチペーパー。
これくらいの枚数だと、
しっかり内容と構成を考えなければなりません。
いろいろ案を練りに練って、
日本語と英語の比較をしながら
その原因を探ってみました。
1、 文法の仕組みの違い。
日本語→ 主語 + 目的語 + 述語
(私は 犬を 買っています。)
英語 → 主語 + 述語 + 目的語
(私は 買っています 犬を)
長い文を訳すときは大変です。
2、 日本語は主語の省略が可能。
(ほぼ主語を言ってません)
英語は必ず主語がないと文が成り立たない。
書く力、話す力に影響が出る。
3、 学校での教え方。
I have a dog (私は犬を飼っています。)
教師がこの訳を生徒に与えるとき、
『私は犬を飼っています』と言うのではなく、
『私は 飼っています 犬を』と、
英語の語順で訳すほうが好ましい。
こうしないと、読みと聞きの力を身につけるのは難しい。
4、 母音の数の違い。
日本語 → たった5つ。あ、い、う、え、お
英語 → 15以上。
聞き取り、発音に苦戦するのは当然。
5、 表記と発音のズレ。
ナイフ= knife "k"は発音しない。
日本語は表記のとおり発音する。
6、 R, V, TH の発音。
rice (ライス=ごはん)-- lice (ライス(複数形)=シラミ)
vanilla (バニラ) -- banana(バナナ)
think (シンク=考える)-- sink (シンク=沈む、流し台)
それぞれ似ている発音をきちんと聞き分け、
言い分けられなければ、
コミュニケーションがうまくとれません。
日本語にはこの三つの発音が存在しないので、
使い慣れるまで時間がかかる。
7、 環境の問題。
日本に住んでいて、はたして英語は必要か。
国際化がすすんでいながら、
英語を知らなくても生活に困らない。
『言語を学ぶとき、日常生活の中に必要性があることが
習得の大きなカギになる。』
必要性がなければ、言語習得意欲を維持できない。
8、 7の結果、
日本の英語教育は学業課程を
終了させることに目的を置いているので、
英語が人間同士のコミュニケーションの道具であることの
認識が薄れてしまう。
(今はだいぶコミュニケーション能力向上のために教科書内容が
進化してますが。)
計10枚、
こんな感じで仕上げました。
疲れた・・・。
この授業の先生はなかなか厳しかったです。
下書きにたくさんチェック入れられました!
by celori20
| 2007-01-12 18:19
| 学業